昼夜の寒暖差が生む「酸」|小海ワインの個性の源

小海町
昼夜の寒暖差が生む「酸」|小海ワインの個性の源

冷涼な気候では、果実がゆっくりと成熟するため、香りや酸が飛ばずにしっかりと果実のなかに蓄積されます。これが「複雑な香り」と「きれいな酸」を持つワインにつながります。ワインの酸味は、飲み飽きしないさわやかさと料理との相性を決める重要な要素です。ぶどうの酸は主にりんご酸と酒石酸で構成されますが、気温が高いと植物の呼吸が活発になり、酸が代謝されて減少してしまいます。「温度が10℃上がると呼吸量が約2倍になる」とも言われており、夜の気温がどれだけ下がるかが、酸の保持に大きく影響します。

小海町では夏の夜間でも気温がしっかりと下がります。ぶどうは日中に光合成で糖を蓄え、夜は落ち着いて酸を保持する——この理想的なサイクルが自然に繰り返されます。

ビニールハウスで加温することはできても、夜温を下げることは人工的にはコントロールできません。だからこそ、夜温が自然に下がる小海の環境は、きれいな酸を持つぶどうを育てるうえで大きなアドバンテージとなっています。

酸豊かなワインは様々な料理と合わせやすく、小海ワインの大きな個性になります。

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長谷川 達也

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別法人(株式会社ノーマンズ)ですが、小海町でワイン農家もやっています。ワイン造りや長野ワインに興味がある方はお気軽にご連絡ください。

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